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18Oct

書く女ー恋して 借りて 書いた 日々

Posted by miki in ぶ た い ・ お し ば い


久々にお芝居を観た。
ニ兎社公演、作/演出:永井愛
「書く女」-樋口一葉、恋して 借りて 書いた 日々。
三茶の世田谷パブリックシアターで15日まで公演してました。

一葉の桃水への切ない恋心が観てるこっちまでドキドキ&わくわく。
特に雪の日に桃水がお汁粉を作って一緒に一葉と食べるシーンがステキで、せつなかったぁー。
桃水がもっと一緒に過ごしていたい一心で、一葉に「あと30分、20分、あと15分でいいですから、お願いです!もう少しだけでもここに居て下さい」と言うシーンが何度かあって、その度にクスッと笑えた。
書くことに必死で季節があっという間に夏から秋、冬と変化していくのを妹が「姉さん、もう秋よ」と上掛けを持ってきたと思えば、ちょっとの間で「姉さん、もう冬よ」と、どてらを掛けに来る。
そして、次に一葉の元へ妹が現れたら一葉が「なに、もう夏になったって?」ってつっこむ。おもしろおかしかったです。 こういう風に要所、要所にある微笑んで笑ってしまえる場面にに会場の観客の方々と笑いあったりして、会場の反応も楽しめる、この何とも言えない日々変化していそうな一体感が最高です!!
そして グイグイお芝居に引き込まれていって、一葉が病気になってから、どんなものでも大切に取っておきたいと思う妹の行動や、最初は嫌な人だと思っていた斉藤緑雨の皮肉な言葉の中に一葉を大切に思う気持ちがあったり...と優しい感動があって、本当に観て良かったと伝えたくて拍手をたくさんして感謝しました。

【Story】
樋口一葉」といえば、五千円札の顔としてお馴染み。
彼女は24年という短い生涯にもかかわらず「にごりえ」「たけくらべ」等、現在も読まれ続けている作品を遺しています。このお芝居は樋口一葉の遺した日記をもとに永井 愛さん流に一葉を描いた作品です。
明治時代の東京。 樋口一葉(寺島しのぶ)は作家を志し、友人のつてで朝日新聞に連載小説を書いていて、一葉の人生に大きな影響を与えた作家、半井桃水(筒井道隆)と出会い指導を受ます。やがて桃水と一葉は惹かれあうようになりますが、戸主である為嫁ぐことができない一葉は、桃水との間に一線を画した生き方を貫きます。しかし2人の関係を疑う噂がそこらじゅうに広がり、やむを得ず一葉は桃水と別れることに。 一葉が文学雑誌「文学界」にデビューすると、一躍文壇の注目を 集め、一葉を慕って「文学界」仲間の平田禿木(中上雅巳)、馬場孤蝶(杉山英之)、川上眉山(細貝弘二)ら若い文士たちが次々と一葉の周りに集まり一葉の家は「文学サロン」と化し、彼らとの文学談義に花を咲かせます。
「女が出世するには、良いところへ嫁に行くか、金持ちの妻になるしかない」と言われていた時代、溢れるような才能で男性を引きつけ、対等な人間として渡り合う一葉。しかし作品は少しずつ認められていくのに、母たき(八木昌子)、妹くに(小山萌子)を抱えての生活の苦しさは相変わらず貧しくて、吉原近くで荒物屋を営み苦労しながらも、竜泉寺では遊女をはじめ、社会の底辺で生きる人々など多種多様な人間と出会い関わりながら生活をしていきます。
“奇跡の14カ月”に出会った皮肉屋で有名な斉藤緑雨(向井孝成)等、幅広いつき合いや交流で人々との関わりの中で視野を広げ、桃水への熱く強い想いを秘めていながら100%小説を書くことに集中し、憑かれたように作品を発表し続ける「書く女」への道を女流作家として一葉の先を歩き、結婚・出産を経ても書き続けた田辺龍子(石村実伽)、たくましく、したたかに生きる一葉の母と妹など、登場する女性達が生きとして描かれています。

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