行ってみたいと思っていた喫茶店ボア。
8月に『乙女の東京』の著者である甲斐みのりさんのトーク会で、
このお店が9月末で閉店してしまうと知って、行ってきました。

休日だったからか、もう閉店してしまうからなのか
お客さんが次々に来ては「今、満席です」と言われてます。
私は運良く席に着くことができました。
入口すぐの席だったので、東郷青児さんの乙女画を見ながら
モカと小倉トーストをいただきました。
小倉トーストは焼いた食パンにあんこと生クリームを挟んだものです。
それから数日後、
10/9まで営業日を延長したと知り、再度行ってきました。
この日も、小さなカウンターの中でおじさんが珈琲を煎れたり
トースターをフル活動して、バタン、コトン、ガーッと音たてながら
忙しく作ってました。
おばさんたちは、食器を洗い、珈琲を運んで、オーダーを取り、
テーブルを片づけたり、相変わらずせかせか動いてます。
ゴン!とぶっきらぼうに水をテーブルに置くのとか、良い味です。
この日はお店のいちばん奥の赤いソファー席。
そして、また食べたくなった小倉トーストと炭焼き珈琲。
いただきながら、ゆっくりまったり過ごせました。

古めかしい赤いソファー、テーブル、壁に掛かったランプ。
ザラついて微かに聞こえるラジオ。居心地良い空間は、さみしいけどこれでさよならです。

ごちそうさま。ありがとうございました。
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